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column
連載コラムvol.12 「棚からひとつかみ」(ここ一番の力)
2008年11月11日
「練習が支えるもの」 ここ一番の力を発揮する姿
今年の北京オリンピックでは様々なドラマを私たちに見せてくれましたが、ここでは能力を引き出す練習方法に視点を置いて振り返って見たいと思います。
練習の仕方トレーニング方法の選択が結果を大きく左右することをはっきりと示してくれました。限界まで練習し続け本番に備えるか、基本を重視したトレーニングで本番に臨むかは、メンタルな心の部分の強さというか自分の力を信じられるかの違いをもたらすような気がします。
陸上競技で見るとマラソンでは過度な練習で怪我をして出場できなくなった日本選手と対照的なロシアの女子棒高跳びの金メダリスト、エレーナ・イシンバエワ選手は練習の時には基本練習に徹し、練習時にはあえて高さの記録に挑まないということでした。記録への挑戦はあくまでも本番のみだそうです。そのために本番前は集中力を高めるようにしているとのことです(タオルをかぶって集中するあのポーズです。)イシンバエワ自身がさらに高く飛べると考えていて、それは、「どこまで高く飛べるか分からない。コーチは5メートル20かそれ以上と言っているし、私は彼を信頼している」とコーチの支えが力になっているようです。
コーチの一つの判断が、ときに選手の、その後の人生さえ左右するもので、水泳の北島選手は予選ではあまりタイムものびず決勝に挑むことになりますが、朝の泳ぎで確認したデータに基付いたコーチ平井さんの一言は、スタートの踏み切りを滑らないようにタオルでふく事と「勇気を持って、ゆっくり行け」(つまり、ゆったりと大きな泳ぎで)と北島選手に話したそうです。そして結果あの涙で喜ぶ金メダルということです。
ほんとうに大事にしなければならないことはメンタルな部分にあるような気がしてなりません。
それを支えるのは 「ひとりじやないといえること」かもしれません。
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